「周囲と違う。私だけこんなことを考えていておかしいの?」
「誰も理解者がいなくて辛い」
というときこそ、
私は誰とも似ていなかったのではなかったか、
そこに私らしい私がいたのではなかったか、
と思えてきたのです。

『女、今日も仕事する』 大瀧純子(ミシマ社)より

<店主のひとこと>

この本では、最後の一行に向けて、
加速度的に密度が高まっていきます。

特に後半、著者の内面にグッと入り込み、
それがとても良い。

家族、子育て、社会、仕事、
それらに囲まれるなかで、
日々突きつけられる「自分って何?」という問い。
八方塞がりで、虚無感すら覚えていだけれども、
救われた心地がしました。

自分のなかで、かんたんに答えがでないことにこそ、
自分らしさが詰まっているのかもしれません。

今回紹介した本

タイトル女、今日も仕事する
著者 大瀧純子
発行年2015年6月
出版社ミシマ社

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