2024年今年もありがとうございました。
こんばんは。
GOOD&SHARE代表の牧野です。
みなさま、今年もありがとうございました。
おかげさまで、無事に一年を終えることができます。
今年は「自分とつながる、自分を愛する」ことについて
これまで以上に深く向き合うことになりました。
——
これまでたくさんの「自分をほめられない」
というお客様と向き合ってきました。
自己否定が強い人は、お父さん・お母さんを許していない人がとても多いです。
でも、ここを乗り越えないまま、自分を認めることは難しいと僕は思っています。
親を許せていない人は、
「自分が望んでいる愛し方で愛してもらえなかった」ことを、ずっと許せていません。
親にも色々事情があるかもしれないけれど、自分をまるごと受け入れてほしかった。
理屈や正論で説きふせないで、まるごと許して、認めて、愛して欲しかった。
けど、そうしてもらえなかった!
その思いが消えなくて、消そうとしても、ずーっと根っこにあって、許したくても許せない。
本当は許してあげたい。だって、自分が好きなお父さん、お母さんだから。なのに、自分は許せない。そんな自分が嫌い。そんな自分は最低な人なんだ。
だから、こんな自分はほめられるわけがない!
そうやって、どんどん根が深くなっている人がたくさんいらっしゃいます。
なぜこんなことを書いているかというと、
僕が、昔はそうだったからです。
「なんで、わかってくれないんだ」
「どうしてそんなに勝手なんだ」
「本当に愛してるのなら、僕が思うやり方で愛してほしい」
正面から親に直接そう言ったこともあります。言った、というより、怒鳴るようにぶつけた、というのが正しいです。
僕はあらゆる罵詈雑言をぶつけて、たくさん親を傷つけました。まるで復讐をしているかのようだったと思います。親も悲しんだし、僕も悲しかった。
でも、全部全部出し切って、親が傷ついているのを見て、それでも何も変わらなかったとき、僕は初めて、あきらめたのです。
もうこれ以上やっても無駄だって。
そして、そこまでやり切って、気がついたのです。
「僕が思うようには愛してくれなかったけれど、僕は確かに愛されていたんだ」って。
親は親なりに、僕のことを愛してくれていたのです。
ただ、それが僕が望むやり方ではなかっただけ。
そして気がついたことが、もう一つ。
これ以上、親に求めても先に進めない。
あとは僕次第なんだ、ということ。
僕がぶつけていたのは、全て過去のことでした。
親はどんなにそれを変えたくても変えられません。
これ以上、親に求めても、何も出てこないし、何も変わらない。
じゃあ、僕はどうしたいんだろう?
僕は、どう思いたいんだろう?
そうやって自分にフォーカスするようになったのです。
そこから次第に、つきものが取れたように軽くなり、親を許さないという気持ちがなくなりました。
もし今、「お父さんお母さんのことが好きですか?」と聞かれればば、好きだと答えるし、「お父さんお母さんはあなたのことを好きだと思いますか?」と聞かれれば、間違いなく好きだと答えられます。
僕がみなさんに、一番伝えたいこと。
それは、
親が変わったのではなく、
変わったのは、僕の見方だということです。
親を許せないと思っていたときは、ずっと親を変えようとしていました。
でも、それをあきらめ、自分にフォーカスするようになって初めて僕は「愛されているんだ」と心から思えて、許すことができました。
親から愛されているんだと思えれば、自分は愛されてもいい存在なんだと思えます。
それが、自己愛とすごくつながっているのです。
僕が親と向き合いつづけたのは、死んでしまったあとに後悔したくなかったからです。
元気に話ができるうちに、自分のなかの「お父さん、お母さん」とつながっておきたかった。
恨みを隠し、見てみないフリを続ければ、親がいなくなってしまったとき、きっと後悔すると思ったからです。
親の愛に気づけてよかった、と心から思っています。
もし両親がいなくなったとしても、僕は2人の愛を感じながら生きていくことができます。
ありがとう、お父さん、お母さん。
もしこれを読んでいる方のなかに、親を許せていない方がいるのなら、もう一度向かい合ってほしいと思います。
すごく悲しい思いをするかもしれないし、やっぱりこんなことしなきゃよかったと、後悔するかもしれません。
でも、僕のように「親の愛」を感じれるようになるかもしれません。
大事なのは、自分がどうしたいのかを「自分で決める」ことだと思います。
あなたのために、あなたの人生のためにそうしてあげて欲しいと思います。
みなさま、今年もたくさんありがとうございました。
みなさまのおかげで、よい年になりました。
来年は、よりみなさまに「ふれると心があったかくなるような、GOODなコンテンツ」をつくってお届けできるよう、自分の力をつかって参ります。
素敵な年末年始をお過ごしください。
2024年12月31日
GOOD&SHARE
代表 牧野彰邦