自分をゆるめる技術 第2回 軽率に始める

さあ、「自分をゆるめる技術」の2回目です。

といっても、特に何を書こうかと決めてから書き始めているわけではありません。なので、いったいどんな内容になるのか、僕にも書いてみないとわかりません。むしろ書き始めることで、自分が何を書きたいかがわかってくるのです。

というか、何かを決めてから書こうとすると、逆に書けないわけです。
それは「いいものを書こう」と自分が身構えるからです。なので、書きたいのであればまず書き始めることが大事なのです。

文章が書けないという人は、何を書くか決めてから書こうとするから、いつまでたっても書き始められないのです。書きたいなら、まず書き始める。なにごとも「まず始めてしまう」のがコツなのです。そう、これも「自分をゆるめる技術」なのです。

何かをやりたいと思う。そう思ったら、まず始めてしまうのです。
考えてはいけません。まず何も考えずに、軽率に始めてしまいましょう。それでいいのです。

「よく考えてからやりなさい」という人がいます。じっくり考えてから始めないと、いいものができないと考えているのかもしれません。
そういう人はたいてい「仕事」にしなければならないと考えているはずです。もっといえば、「お金にするには」とか、「知名度や社会的な評価」など、何かしら世間一般でいうところの「成果」と出そうとしているわけです。
つまり「それをやりたい」という、自分の「やりたい気持ち」を叶えてあげることが目的なのではなく、「成果を出す」ことが目的なのです。成果を出せそうなこととして、それを「やったほうがよさそう(やりたい)」と考えているわけです。

もちろん成果を出すことが悪いわけではありません。金銭や評価を得ることも悪いことではありません。ただ、それらと、純粋に自分のやりたい気持ちを叶えてあげる、という行為を混ぜこぜにしてしまうのが危険だと言っているのです。

子供を見ていればわかることです。3歳くらいの子供がSNSでバズらせるために絵を描こうとはしないはずです。お金を稼ぐために絵を描いたりはしません。
子供がそういうことを意識し始めるとしたら、そこには大人の余計な入れ知恵があるはずです。

緻密に戦略を練るのはやめましょう。
そんなことをしているから、自分が固くなっていくのです。自分をゆるめるなら、やりたいことは軽率に始めてしまえばいいのです。

あなたが、寒い日にあったかいお風呂に入りたいと思ったら、お湯をためて入ればいいのです。
そこには戦略なんて必要ないですよね。それと同じくらいの軽さでいいのです。

僕も書きたいから、まず書くわけです。なんの計画も見立てもありません。まず書き始めます。
書き始めると、書きたいことが出てくるのです。
大事なことだからもう一度言います。やり始めるから、やりたいことが出てくるのです。

つまり、やりたいことというのは、「やり始めた自分」が教えてくれるものなんです。
やり始めた自分が、次はこれをやりたい、これをやって、と教えてくれるのです。

無計画でOK。見切り発車でOKです。
そう言われると、自分がゆるんでいく感じがしませんか?

計画などしてなくていいのです。
計画をしている間に、どんどんどんどん自分が固くなっていきます。
うまくやろうとしたり、効率を求めたり、誰かと比較し始めたりして、どんどんどんどん頭も体も硬くなっていきます。

そして「始める理由」「始めるきっかけ」が必要になってきてしまします。
気が重くなってきて、行動しづらくなってきて、しまいには「そこまでやりたいことじゃなかったのかもしれない」と勝手に思うようになっていきます。
それが行き過ぎたると「やりたいことなんて何もない」と言い始めるのです。

違うのです、全部逆なのです。
思いついたらすぐやらせてあげないから、やれなくなってしまっているのです。みんな、やりたいことはあるはずなんです。それを「理由がないとやってはいけない」ことにしてしまっているのはあなた自身なのです。

計画はいりません。目標もいりません。思いついたらすぐ実行。やりたいことは素直にやりましょう。それを続けていれば、あなたはどんどんゆるんでいきます。体と心が一致し始めます。自分で自分が何をしたいのかをわかってあげられるようになっていきます。

何かをやりたいと思ったら、まず始めてしまいましょう。考えてはいけません

というわけで、自分をゆるめる技術「軽率に始める」のお話しでした。
次回もおたのしみに!

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