自分をゆるめる技術 第1回 肩の力を抜く
こんにちは、GOOD&SHAREの牧野です。
さっそく前回の読者のかたからご感想をいただけ、とてもうれしく感じています。
ありがとうございます!
では、自分をゆるめる技術の第1回目、はじめていきましょう。
前回は第0回、プロローグ的な感じで「身体の声を聞く」というお話をしました。少しおさらいしてみましょう。ポイントを3つあげてみました。
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(1)自分を律する方向と、自分をゆるめる方向がある
(2)自分を律するばかりで、自分をゆるめることを知らないと、自己否定が強くなってしまう
(3)自分をゆるめる方法を知っていれば、何事も長続きするし、自分を否定することが減って、日々を楽に生きることができる
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自分と向き合おう、自分を良くしてあげようという人は、つい真面目に取り組みすぎて、自分をゆるめることをせず、つい自分に厳しくなってしまいがちですよね、だからゆるめる方法を知っていれば、自然とよくなっていきますよ、というお話しでした。
「ほめほめノート」ですら、「この書き方であっているんですか?」というご質問をいただきます。自分をほめることに正解などありません。ただ自分が言われたら気持ちいいこと、うれしいことを書いてあげるだけでいいのです。
せっかく書くのだからよい使い方をしたい、という姿勢はとてもすばらしいのですが、自分をほめる「ほめほめノート」に書き方の正解を求める、というのは肩に力が入りすぎている気がしませんか?
はい、今日のテーマが出てきました。「肩の力を抜く」です。
意気込みすぎて、側から見ると空回りしている人に対して「もっと肩の力を抜きなよ」と言ったりしますね。これは比喩でありません。実際にそういう状態の人は肩に力がぎゅっと入っていたりします。肩が上がっていて、その分呼吸も浅くなっています。体全体が緊張状態にあります。
「目標達成!」とか「今日中にこれをやろう」とか、やらねばモードになっているとき、軽い戦闘体制に入っています。そして肩に力が入り、肩が上がります。
猫ちゃんなんかも、相手を威嚇しているときにはカラダを大きくみせようとしますよね。あれと同じで、やらねばモード、戦闘モードになっているときは、カラダが威嚇状態になっていて、自分を大きく見せようとするのです。
こうなっているのは「怒っているとき」のようなわかりやすい(自覚しやすい)状態ばかりではありません。たとえば、仕事中パソコンに向かってカタカタやっているとき、もしくはお皿を洗っているとき、というか、これを読んでいる今、肩に力が入っていないか気にしてみてください。そして、意識して「肩の力を抜こう」と思ってみてください。意識すれば自然に、ストンと肩が落ちるはずです。その瞬間、カラダ全体がつられて力が抜けていくのを感じると思います。
どうですか?結構、肩上がっていませんでしたか?そして、随分と力が入っていたことに気がついたのではないでしょうか?今まで、こんなに肩やカラダ全体に力を入れて生活していたのです。そりゃ、疲れて当然だなと思いませんか?
意識していないと、ついつい体に力が入ってしまいがちなのが、我々「まじめ族」の傾向です。まじめ族は、常に体に力が入った状態で暮らしています。だからとても疲れやすいのです。カラダが疲れるから心も疲れるのです。
つい真面目に取り組みすぎてしまう人は、だいたい「まじめ族」です。まじめだから、自分に向き合うし、自分に真剣になってあげられるのです。それは本来、とてもいいことのはずです。ただ、ちょっとまじめすぎて、向き合いすぎて自分を苦しめてしまうところもあるので、自分をゆるめることも知っていきましょう、という、お話しでもあります。これを読んでくださっているあなたは、「まじめ族」でしょう。そして、もちろん、これを書いている僕も「まじめ族」です。
この連載は「まじめ族」が自分をゆるめる技術を知り、少しでも生きやすくなることを目指しています。僕もふだん実践していることを書いていくので、もしよかったらあなたも一緒に取り組んでくれたらうれしいです。
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