自分をゆるめる技術 第7回 量を制限する

自分をゆるめる技術

さて、今日は7回目です。

なにごとも続けていると、だんだんリズムが出てきて、調子も出てきます。
この「調子が出る」というのは、本来とても良いことです。身体も心も軽くなって、自然と前に進める。

ただ、調子に乗り始めると、もうひとつ別の現象が起きます。
それは、量を増やしてしまうことです。

調子が出ると、普段以上に多くのことができるように感じます。実際、こなせてしまうことも多いです。
ここまでは良いのですが、問題は「こなせてしまう」ことによって、自分が本当にやりたいこと以外の項目まで、ついリストに入れてしまう、というところにあります。「やったほうがいいこと」や損得的なことです。

自分が喜ぶことではなく、損得や義務感に基準がずれていってしまうのです。

調子がよくないときは、量がこなせません。そんな余裕がないからです。本当はもっとやりたいけれど調子が悪いからしかたなく少量をやるわけです。

実は調子が悪くなるというのは、自分の心身が「量を減らせ」とメッセージを送ってきているときなのです。量を減らして、自分が喜ぶことに集中しなさい、というメッセージなのです。

たとえば、調子が悪いときは、ちっともこなせなかった「やることリスト」が、調子がでてくると「今日のやることリスト」が増えていったりしませんか?いつも書いている以上の項目を書くようになったら要注意です。

調子が出始めたころというのは、調子が悪かったときのことなんてすっかり忘れてしまっていて、それまでを取り返すかのようにどんどんやりたくなってしまいます。

それまで1日3つ予定をこなすのが精一杯だったのに、いきなり10個とか詰め込みたくなってくるわけです。なぜそんな大幅に変えてしまうかというと、「調子がいいから」なのです。それくらい調子というのは、頼りすぎると勘違いしやすく、暴走してしまうものでもあります。

大事なのは今日の調子を見るのではなく、量を見る、ということです。量が増え過ぎていないか、をチェックしましょう。

客観的に見るためにも、普段からノートをつけておくのはおすすめです。

僕は毎日その日にやりたいことリストをノートに書くようにしています。調子がわるいときはリストには3つくらいしかないのに、今朝は9個も出てきてしまいました。こんなにできるわけありません。ばさっと減らしました。

ここでポイントなのは、9個という数量にあります。

この9個を細かくみると、「やりたい」と思っていることのようで、じつはよくみると「やっておきたい」とか「やったほうがいい」と思っていることが混じっていたりします。やりたいことの仮面をつけて忍んでくるわけですね。

調子が悪いときはこんなものが入ってくる余地はありません。ですが、調子がいいと監視があまくなります。調子が出てしまっているのでつい「どうぞ〜」と監視ゲートを通過させてしまうのです。

検閲はしっかり行いましょう。僕は、どんなに多くても1日5個まで、と決めています。量を制限することで、自分のなかで「本当にやりたいことはなんなのか?」「自分が喜ぶことはどれなのか?」を真剣に考えるようになります。この工程がすごく大事なのです。

また、量を調整することで、気持ちに余裕がでます。量をこなそうと思うと、どうしても効率よくやろうとしてしまいます。時間が増えるわけではありませんから、ひとつひとつをゆっくりやる時間がありません。気持ちの余裕も無くなります。するといつの間にか「やらねば」モードになっていきます。それは自分を律する方向ですね。ゆるめる方向とは逆の行為です。

自分をゆるめるには余白が必要です。なので、詰め込んではいけないのです。

調子がよいときも、量をこなそうとしてはいけないのです。自分をゆるめようとするときは「減らす」「小さくする」方向でやっていくことが大事です。あえてスカスカにする。隙間だらけにする。そうすることで、一つひとつの行為をのびのびと取り組むことができるようになるのです。

量を制限する。これが自分をゆるめることにつながるのです。

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