落ちこぼれると、その分だけ自由が手に入るんです。

『悪人正機』323ページより

店主のひとこと

身の丈以上のことに取り組むよう、社会生活のなかではよく求められますが、吉本隆明は「自己評価より下」程度のことをやれと言います。

見せかけの、背伸びをしたようなことは、ことごとく失敗してきたと。
好例としてタモリを挙げ、人から下に見られるようなことをやりながら、ときたま博識を披露するバランス感覚のよさに言及しています。

だめな自分も許してやろう、そのままで地道にやっていこう、と思える一冊です。

今回紹介した本

タイトル 悪人正機
著者 吉本隆明(聞き手 糸井重里)
出版 新潮文庫
発行年 2004年

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