『恋と退屈』(峯田和伸)

本屋百々  2021年01月30日

「峯田くんは将来何になりたい?」
僕は少し困っちゃったけど、
彼女に嘘はつけないと思ってちゃんと答えたよ。
バンドをやりたい、って。
歌をずっと歌っていきたい、って。

綾子ちゃんは笑ってくれた。
そして「きっと峯田くんだったら、何とかなるんじゃないかな」
って言った。

『恋と退屈』(峯田和伸)より

店主のひとこと

銀杏BOYZの峯田さんが、
結成直後から書いていたブログ記事をまとめた本です。

このブログの連載当時、ぼくは大学生で、
ガラケーでリアルタイムで読んでいました。
ファーストアルバムが出来上がっていく様子や、
彼が好きな音楽や映画の話を読むのが、楽しみでしょうがなかった。

数年後、本に出てくるアメリカのSHINOBUの
メンバーとバンドを組むことになったときは、
「人生!」と感嘆しました。

今回紹介した本

タイトル『恋と退屈』       
著者峯田和伸
出版2006年9月
発行年河出書房新社