世界は分けてもわからない(福岡伸一)

消化は何のために行われるのか?小さく砕かないと吸収しにくいからです。(中略)
が、消化の本当の意義は別のところにある。前の持ち主の情報を解体するため、消化は行われる。食物タンパク質は、それが動物性のものであれ、植物性のものであれ、もともといずれかの生物体の一部であったものだ。そこには持ち主固有の情報がアミノ酸配列として満載されている。

『世界は分けてもわからない 』137ページより

店主のひとこと

福岡ハカセのことばは、とても美しい。
音楽家のコンセプト・アルバムのように、最後まで読み終えてこそ浮かび上がるコンテキストがあります。
やさしい語り口とミクロな視点は、生命の不思議と尊さ、そしてこの世界のうつくしさに感動する心を呼び起こしてくれます。「生きている」ことに、誇りを感じることができる一冊です。

今回紹介した本

タイトル 『世界は分けてもわからない 』
著者 福岡伸一
発行年 2009年
出版社 講談社現代新書

本屋百々について

本屋百々のロゴ

当店は、大磯発の間借り本屋です。
「百々」と書いて、「もも」と読みます。

店舗は持たず、町のお店の一角をお借りし、古本メインで販売しています。
大磯に移住してきて以来、地元に本屋さんがないのは、さみしいなぁと思ってきました。

待っていても、本屋ができる気配はなく、「それならば、自分でやってみるか」と、小さく本屋を始めることにしました。

それぞれの本には、特製のしおりが添えられており、店主お気に入りの一節と、本にまつわるエピソードが記されています。

「本屋百々のしおり」では、1つずつに思い入れのあるしおりたちを紹介していきます。

店舗情報

〒255-0003
神奈川県中郡大磯町大磯1156 つきやま内 2F
「菜の花 ガラクタ堂」の一角
11:00~17:00(月曜定休・つきやまの営業に準ずる)
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「菜の花 ガラクタ堂」は、小田原の名店「菜の花」さんによる大磯の常設店です。ちょっとお目にかかれない作家モノから、ユウズドのお手頃なモノまで。やきもの、木工、漆の作品、衣料品などなど。

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