自分をゆるめる技術 第5回 気を抜いてください
この連載も今日で5回目です。毎回、とにかく何かを書き始めることで、ここまで続いてきました。今日は何が出てくるのでしょうか。
自分をゆるめるということについて書き始めたことで、普段の生活のなかでもいつも以上に自分をゆるめようと気にし始めました。肩に力が入っていないかを気にする回数も増え、それと同時に、呼吸についても意識しています。体の力を抜くには息を吐くのが最適だからです。すぐできて一番簡単。息を吐けば勝手に力が抜けていきます。また、立ってやってみるとさらにわかるのが、肩の力を抜くと、その力はどこにやればいいのかという話になります。その力は、息を吐くと同時に、ストンとのそのまま下にやります。つまり、腹に落としてやるのです。よく、肚がすわっている、という言い方をしたり、腹式呼吸でも丹田(へそ)を意識したりしますね。実際に、肩で抜いた力をそのまま腹まで落としてあげると、カラダが安定するのを感じると思います。腹に意識を向けていれば、自然とカラダが緩んでいきます。
と、ここまで腹について書いてきましたが、今日書きたかったのは、腹についてというより、どちらかといえば息を吐く、のほうかもしれません。息を吐く。これだけで力だけでなく気が抜けていく気がします。一般的に「気を抜くな」と言われる場面は、緊張する局面だったりします。大事な試合の最中や、失敗できない場面などの緊迫したシーン。映画とか漫画でよく見るやつです。確かに気を抜くと「やられてしまう」場面というのは危ないかもしれません。そんな場面はいわゆる「戦闘モード」になっているときです。ここで思い出してください。この連載がはじまったとき、戦闘モードがオンになってしまっている状態がつづいているから、心も体も疲れてしまう、だから自分をゆるめるということを覚えましょう、とお伝えしたと思います。自分を向上させよう、自分を改善しよう、そういうことが続くと、つねに「やらなきゃ」「達成しなきゃ」という目標達成モードがつづき、それは戦闘モードのように力が入った緊張状態になってしまっているのです。それは気を張っている状態でもあります。なので、自分をゆるめようとおものであれば、気を抜くことが大事なのです。
「まじめ族」の方々は、気を抜くということが苦手です。というか「気を抜く」というワードを聞くと、ぎくっとするはずです。やってはいけないことというか、罪悪感を感じるというか、そんなイメージをもっているのではないでしょうか。人によっては親や先生の顔が浮かんでくるかもしれません。いわゆる「大人」のひとたちです。ついまじめにやってしまう「まじめ族」は、つい自分に厳しくしてしまいます。厳しくすること、気を抜かないこと、それが目標達成とか、「やり遂げる」とか自分をよくすることにつながっていて欠かせないことだと思っているはずです。
でも実際は違うのです。気を入れるときは確かに必要ですが、気を抜くことを覚えないと、本当の意味で自分はよくなっていかないのです。常に張り詰めた状態でいられる人なんていません。自分で気を抜かないとどうなるか?張り詰めて張り詰めて、そして「キレる」のです。「キレる」ことで気が抜けさせているのです。どうして自分はこんなに怒りっぽいのか、イライラしてしまうのか、と思っている人は、普段気を張りすぎなのです。もっと自ら気を抜いていきましょう。適度に抜いていかないから、イライラするようなことが「起きてくれている」のです。イライラする人や出来事が多い、のではなく、あなたが自分で気を抜いてくれないから、気が抜けていくようにイライラする人や出来事が周りに起きてくれるのです。
気を抜いてみてください。と言われても今更どうやって抜いていいかわからないかもしれませんね。だって、気を抜かないことが当たり前で生きてきてしまったのですから。じゃあどうやって気を抜いていけばいいのでしょうか。
それは次回にお話することにしましょう。今日は少し長くなってしまいましたので、一旦ここで終わりにしたいと思います。
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