自分をゆるめる技術 第10回 拗ねるのをやめる

さあ、いよいよ10回まで来ました。今日は「拗(す)ねるのをやめる」というテーマでお話ししていきます。

拗ねる、というと子どもがすることのようですが、大人だって拗ねることはよくあります。いつもプリプリしている人、自分にダメ出しばかりしている人、こういう人はみんな、拗ねている大人です。

拗ねている人の根底にあるのは「さみしい」です。さみしいから、周りの人にかまってもらいたいわけです。でも、ふつうにしていると気がついてもらえないので、怒ったり、悲しんでみたりして、目立つようにアピールするわけです。

ほんとうは素直に「さみしい」と言えればいいのですが、言えない。その、素直じゃない状態のことを「拗ね」なのです。

つまり、拗ねるのをやめるというのは、素直になりましょうということになります。

拗ねている状態がつづくと、自分に素直でない状態がつづくので、だんだんと自分で自分の気持ちがわからなくなっていきます。自分の気持ちと行動が一致しないからです。

本当はさみしいだけなのに怒ったりする。これは、「さみしい」という気持ちを「怒り」で表現しているということです。これが慣れてくると、「さみしいときは怒る」という癖がついてしまいます。自分でも無意識に、自動的にそうしてしまうので、自分で「さみしい」と感じていることすらわからなくなってきてしまいます。怒っているという状態だけが取り残されていくのです。これはやっかいです。

気持ちと行動が捻じ曲がってしまっている状態。これが拗ねなのです。

拗ねるのをやめるには、ひたすら自分の内面と向き合うしかありません。ほんとうは自分は何を感じているんだろう、ということを、流さず、丁寧に聞いてあげる。これは思った以上に、じっくりとやらなくては気付かなかったりします。

「ほめほめノート」をつくった僕としては、自分で自分をほめていく、ということも拗ねをなおしていくためのおすすめの方法です。自分のことをほめられない人は、自分に素直じゃないからほめられなくなっていることが多いからです。また、そういう人はたいてい人からほめられても素直に受け取れないことも多いです。

まず、自分のことを素直にほめてあげる。そして、自分からのほめ言葉を素直にうけとってあげる。From自分 To自分。これを、斜に構えずに、照れずに、まっすぐに通してあげる。その練習をしていくと、拗ねていた「ねじれ」が少しずつまっすぐになっていきます。

自分は拗ねていないだろうか。一度、そう自分に聞いてみてあげてください。

(次回につづく)

↓過去回はこちらより↓

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