最前列でハナクソをほじりながら講義を聞いていると、
金原省吾と言う先生が、
「右手で筆記して、左手でほじくったらどう」
と、教壇から忠告。
「僕は、左手はありませんから」と、いうと、
「失礼」。
先生はすまなそうにしたが、
考えてみれば、「失礼」なのは僕の方かもしれない。


『ほんまにオレはアホやろか』(水木しげる」p133より

店主のひとこと

マンガ『ゲゲゲの鬼太郎』の細かい絵の印象から、水木先生ご本人は、とても神経質な方なのかと勝手に思っていました。

この本を読めば、その豪快さに、あなたは度肝を抜かれることと思います。水木先生は、この時代の漫画家にしては、かなり長生きされています。

こだわるところと、こだわらないところが、極端にハッキリしていたほうが、ゆったりと、長く生きられるのかもしれません。

今回紹介した本

タイトル『ほんまにオレはアホやろか』 
著者水木しげる
発行年2002年7月
出版新潮文庫

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