「色んな自分」を肯定してくれるもの

いいことメガネ  2020年09月29日

日々の暮らしのなかにある「いいこと」探しのエッセイシリーズ『いいことメガネ』。
火曜日のテーマは、「たのしかった話」です。


最近、小説を読むのがたのしいんです。

本は好きだけれど、小説だけはずっと避けてきました。小説を読むとその世界に入り込んで抜けられなくなってしまうからです。そして、ふだん見ないようにしていた自分の「暗い部分」がムクムクと立ち上がってきて、表層化してくる。隠したかった一面がバレてしまうような気がして、それが嫌で嫌で、小説は読まなくなってしまいました。

先日あることをキッカケに、又吉直樹さんの『劇場』を読み、案の定ボロボロに泣いて、しばらく本の中にどっぷり浸かりきってしまったけれど、そんな自分もたのしむことができました。「色んな自分」がいていいんだ、と思えるようになったからかもしれません。小説は、自分の中の「色んな自分」を肯定してくれるものなのかな、と思います。

いいことメガネについて

日々の暮らしのなかにある「いいこと」探しのエッセイシリーズ。
平日更新で、曜日ごとにテーマを設けてお届けします。

月曜日:うれしかった話
火曜日:たのしかった話
水曜日:いやされた話
木曜日:ドキドキした話
金曜日:ワクワクした話

「いいこと」はとつぜん降ってくるものではなく、わたしたちの身のまわりにあふれています。
色眼鏡をかけるように、「いいことメガネ」をかけて暮せば、あなたの生活も「いいこと」であふれていくかも。

 

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