「自分をほめる」ことで気づいた、大切なこと。
「自分をほめる」ことで気づいた、僕にとって大切なことを書き記しておきます。
こんにちは。
ほめほめノート考案者の牧野です。
僕が自分をほめるようになった、そもそものキッカケは、仕事を失ってしまったとき、あまりにも自分に自信がなくなって、ワラをもすがる気持ちで相談をした相手の方から、「今までにできたことを思い出してみて」と勧められたことです。
だから最初は、自分ができたことを中心にほめていました。
その日にできたことだけでなく、これまでやってきたことも含めてほめていると、「なんだ、自分ってこんなにいろいろできるじゃないか!」と自信がわいてきて良い気持ちになれました。
それまで自分の「ないもの」にばかり目を向けていたのが、「あるもの」に目を向けるようになったのが、とても大きな変化でした。
それをしばらく続けていくと、だんだんと、「人にやってもらえたこと」もほめるようになっていきました。
やってもらえる自分、という存在をほめる、という感覚です。
やってくれた相手の方はもちろん最高なのですが、それでも、自分という存在がいなければ、相手の方もやってあげることができないんだ、と思うようになったのです。
たとえば自分が家族に何かプレゼントをしようと思ったとき、その相手がいてくれるからプレゼントができるのであって、もうこの世にいない僕のおじいちゃんに何かプレゼントしてあげようと思ってもできないんだな、という、ある意味当たり前のことだけど、見落としていたことに気づたことによります。
誰かにプレゼントをもらうことでも、やさしい言葉をかけてもらうのでも、その大小に関わらず、まず、自分という存在がこの世にあるからこそ、相手もやってあげることができる。そう思えるようになったのです。
すると、ますます相手への感謝が募るようになりました。
それで、ここからが、僕が大切だなと思った気づきなのですが、
こうした気づきのステップを経て、僕は「受け取る力」を大きくしていけたんです。
「受け取る力」というのは、自分の周りにある、うれしいこと、ありがたいこと、たのしいこと、よろこび、それらに気がついて、感じて、味わえる力のことです。
「受け取る力」を大きくしていくと、自分の身の回りにある、いろんな豊かさに、どんどん気づいていくことができます。
身の回りにある豊かさに気がついて、それを受け取れるようになった僕は、それまであんなに欲しがっていた、あれも、これも、「な〜んだ!全部、あるじゃん!」と思えるようになりました。
そうしたら、すごく安心感に包まれたんですね。
もう、無理しなくていいじゃん!
もう、頑張らなくていいじゃん!
このまんまの自分で、ほんとにいいんだ。
自分はこんなに大切にされていて、こんなに豊かさに囲まれてるんだ。
全部オセロのようにひっくり返ってしまった感覚です。
豊かさは、すでに自分の手に届く範囲にあって、気づかれるのを待っているんです。
なのに、それまでの僕は、「ない!ない!」と言って、落ち込んだり、豊かさを得るために頑張ったりしていたのです。
いや、そこにあるから!
という状態だったのですが、「受け取る力」がない僕は、まっったく気づいていません。
「ザ・空回り」
というやつですね。
今になって思うのは、ほんとに、そのまんまの自分でいいということ。
何かになろうとしたり、何かを付け足そうとしたり、しなくていいんです。
そんなことしなくても、自分の周りには、たくさんの豊かさや愛があふれています。
それを受け取るだけでいいんす。
受け取るだけでいいんですが、自分が「受け取ろう」と思わないと、受け取れないんですよね。
だから「受け取る力」が必要なんです。
じゃあ、どうやったら「受け取る力」を大きくしていけるのか。
「受け取る力」もまた、もうすでに、自分の中にあるものなんです。
どこからか仕入れてくるものでも、修行して体得するものでもありません。
すでに!
自分が!
持っている!
ものなんです。
僕は、自分をほめることで、そのことに気がつくことができました。
決してそれだけが、唯一のルートだとは思いませんが、少なくとも、僕にとっては、自分をほめることが、豊かな人生へのきっかけになってくれました。
そんな僕の体験をシェアすることで、喜んでくれる人がいるかもしれない、と思ってつくったのが、「ほめほめノート」です。
どんな人にも効果があります!なんて思ってはいません。
けれど、かつての僕と同じように必要な人に届けば、豊かな人生へのきっかけになってくれるはず、と信じています。
その人に、この「ほめほめノート」が届けば、とてもうれしいです。
そして、その人と、「人生って、最高だね」って、たくさんお話しできたら、それこそ最高だな、と思っています。