【2022年4月】ミュージック・ダイアリー

日記をつけるように、その日気になった曲を記録していく「ミュージック・ダイアリー」。

月毎にプレイリストを作成し、日々、曲を放り込んでおきます。月の終わり、溜まった曲を上から順に聴き直していくと、その時々の心象が曲に結びついて浮かび上がってきます。

言葉では言い表せない何か。言葉になる前の何か。けれど、自分が確かに感じたはずの何か。

それらを無かったことにせず、自分の内に留めておくための、1つのアプローチになるのではないかという仮説のもと「ミュージック・ダイアリー」を始めてみました。

ここでは、その検証実験の記録として、プレイリストを公開していきます。

2022年4月のプレイリスト

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4月のプレイリストを振り返ってみて

上旬は気落ちしていたこともあって、静かな曲調のものが続いていく。途中からリズムが出てくるのは散歩を始めたおかげか、元気を取り戻していることの表れだ。

音量の大きさや音数の大小ではなくて、曲から感じ取る「静けさ」みたいなものがあって、それは作り手の意図に依らずコチラ側が一方的にそう受け取っている場合も含めて、静かな音楽を4月は特に好んで聴いていたようだ。

静かさとは、言い換えればひとりで聴きたいということであり、ひとりにさせてくれるということでもある。僕は音楽を聴くことで「ひとりの時間」を持とうとしているようだ。それは物理的というよりも、空間的な意味で、心情的な意味でのひとりということ。

こう書いていて、だから僕はさみしい音楽が好きなんだと気がついた。静かな音楽、どこかさみしい音楽を聴くことで、自分の中に没入していって、表に出てこない自分に会いにいくような感じ。

曲単位で触れておくと、チックコリアと上原ひろみ「ヴェリー・アーリー」は、新しい扉を開けてもらった曲だった。とにかく気持ちいい。ライブで見たらすっごく気持ちいいだろうな。ほんとに楽しそうに演奏している。もっと音楽をよく、じっくり聴こう、味わおう。ネットが繋がっていない部屋にオーディオだけ置いて空気を鳴らして音楽を聴く、みたいな環境をつくりたい。

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